「ピンホールアイマスク」の原理と効果
劇的に視力が向上する視力回復グッズというわけではありませんが安価で使いやすい「ピンホールアイマスク」というものをご紹介します。
これはアイマスクにテレホンカードの穴くらいの穴がプツプツ開いたようなものを想像していただくと分かりやすいかと思います。
これをかけるとメガネやコンタクトをしなくても遠くにあるものがはっきりと見えるというものです。
なぜそのようなことができるかというと「焦点深度」を深くするからです。
目に入ってきた光は角膜や水晶体で適度に屈折され、網膜上の1点にピントを合わせたとき、私たちはものをシャープな映像としてとらえることができます。
ここで角膜や水晶体、眼軸に問題があると正常な形で光が屈折しなくなり、網膜にピントを合わせることができなくなってしまいます。
近視の人は網膜の手前、遠視の人は網膜の後でピントが合ってしまうため映像がぼやけてしまいます。
ところがピンホールから覗くことで、焦点の位置は変わりませんが焦点の前後にある光の束が細くなるのです。
その穴が細ければ細いほど光の束は長くなりやがて網膜に達するようになるというわけです。
これを焦点深度が深くなるといいます。
ですので網膜にピントは合っていないもののそれに近い太さの光の束が網膜に達してしまうため、ものがほぼはっきりと見えるというわけです。
ですのでこれを使ってすぐ視力が大きくアップするというものではありませんし、視界が暗く狭くなりますので長時間の使用は気分が悪くなることもありますので注意が必要です。
良い点は強制的に遠くを見ているような状態にしてくれるので10分くらい使用した後には視界がすっきりクリアな感じにはなります。
テレビやネットサーフィンなど目線をきょろきょろ動かさない作業のときなどに眼筋ストレッチの補助のような感じで使うと良いと思われます。